目次
トレイルランニングで
膝痛に悩んでいる方、
なぜ痛みが出てしまうのか原因がわからない。病院に行ってもなかなか改善しない方へ。
この記事を読むことで
トレイルランニングで膝を痛めやすくする原因を知り、
改善方法や今後の予防ために気を付けることがわかります。
では痛みを引き起こす原因は何なのかと言うと、
太ももの前についている大腿四頭筋です。
この筋肉の働き過ぎが原因のため、周りの筋肉がサポートできるように働くことで痛みは防ぐことができます。
当院に来られたトレイルランニングで膝痛の患者様の症例でも改善されましたので、紹介いたします。
本日の症例は、トレイルランニングを頑張られていた20代男性の方です。
トレイルランニングとは?
トレイルとは未舗装路のこと。つまり、未舗装路を走るのがトレイルランニングです。未舗装路といっても、さまざま。林道、砂利道、登山道などを総称したのがトレイルと考えてください。そして、これらのトレイルを走るのがトレイルランニングです。一般的には通常のハイキングコースや登山コースを利用します。
トレイルランニング中に膝が痛くなる
この度、走っている時に右膝に痛みが出るという事で来院されましたが、
以前にも膝の痛みがあって
病院で「内側タナ障害」と診断され、内側タナ障害の手術を受けられていました。
術後は、良くはなっていたものの、
しばらくすると走ったり運動をする時にやはり右膝に痛み・違和感があるということで当院へ来院されました。
ちなみに「タナ障害とは?」↓
整形外科の病気:膝棚障害 | 病気の治療 | 徳洲会グループ
トレイルランニングでの膝痛の原因は
今回の患者様のひざ痛の原因には
- 腓腹筋・アキレス腱
- 後脛骨筋
- 大腿四頭筋
- 膝蓋骨(しつがいこつ)の動きの低下
以上が挙げられます。
トレイルランニングでの膝痛ですが
来院時は、
膝に体重をかけてみても
特に痛みが感じられず、
検査としてベッドに足を乗せて踏み込んでもらったり、スクワットを行ってはじめて右ひざに痛みが出ました。
触診をしていくと
膝周りの筋肉はもちろんのこと
ふくらはぎの筋肉の硬さが
目立っていました。
ふくらはぎの筋肉とは、腓腹筋・ヒラメ筋やアキレス腱です。
今回は、腓腹筋とアキレス腱の緊張をゆるめてみます。
ふくらはぎの緑色テープが腓腹筋。黒色テープがアキレス腱テープ↓
そうすると楽になりつつも痛みはそれほど改善されませんでした。
次に、ふくらはぎの内側に付いている後脛骨筋(こうけいこつきん)。
この硬さが目立っていたのでおなじく緊張を緩めるため
後脛骨筋テープを貼ったところ
膝内側の痛みが
10→2か3に減りました。
今度は、
膝のお皿と言われる
膝蓋骨(しつがいこつ)。
このひざのお皿の動きが非常に悪く、
膝蓋骨の上についている大腿四頭筋に引っ張られている状態でした。
そこで当院のアクチベーターを使用し
ひざのお皿の動きを良くしたところ
ひざの痛みは消失されました。
なぜ、こんな原因を引き起こしていたのか?
話を聞いていると、
トレイルランの練習はよくしていたものの、
準備運動や運動後のケアはあまりしてこなかったそうです。
とくに運動後の身体のケア、メンテナンスが疎かになっていて、
それに伴って下肢の筋肉が硬くなり故障しがちになっていたようです。
当院で施術をして痛みが取れた後、久しぶりに軽く走ってみたら
「5キロ走れました!」
と嬉しそうにおっしゃっていただきました。
ただ、
まだ完全復活とはいかず
階段の上がるときなどに、
ひざ関節の内側上縁と膝蓋骨下にすこし痛みが出るとのことでした。
今後も引き続き、来院していただくことになりましたので、
膝周りの安定テープを施しながら
膝蓋骨を上に引っ張り上げていた大腿直筋の柔軟性の改善。
そして、後脛骨筋や足関節の柔軟性の改善を促していきます。
さらにはこれらの筋肉に負担がかかり過ぎないように、
周りのお尻の筋肉などのサポートができるようにしていきます。
自分でケアをして頂くことで痛みも出ない身体になるでしょう。
Q,なぜ当院の施術は早く回復できるのか?
独自のテーピング技術で効率よくアプローチできるから
そこで当院の畑中式メディカルテーピングを用いて、硬くなっている筋肉の血行を良くし血液で酸素と栄養を運び、老廃物の排出を促します。そうすると硬くなった筋繊維は瞬間的に緩めて正常な状態に戻していきます。そして患部の炎症や痛みも改善されていきます。
テープを貼ると陰圧がかかるようになります。陰圧がかかるとどうなるかと言うと、伸ばした皮ふを元の状態に戻すとテーピング効果によりシワシワになります。
このシワシワの状態で皮下組織および筋肉内の血管が広がり、血流量が増えます。血液の流れが良くなることで、酸素や栄養素が行き届きやすくなりますので、硬かった筋肉がほぐれやすくなります。
電気治療・器具や湿布などは使わず、ふんわりテープを貼ることで硬くなった筋肉の筋繊維の緊張を解いていくので、もちろん痛みはありません。
当院の施術は揉んだり押したり叩いたり電気を当てたりしないから
一般的に行われる「揉む」「叩く」「押す」などの施術は行ないません。
なぜなら、これらの行為を受けた筋肉は、筋反射によって無意識に緊張する防御反応が起こってしまうからです。
正常な筋肉の緊張状態に戻したいのに、
強く揉んだり、押したり、たたいたり、電気を流す刺激を与えることで
筋肉はかえって緊張を高め硬くなり治癒を遅らせる結果となります。
しかし残念ながら、これらの行為で筋肉がゆるむと考えている人がほとんどです。
だからひざ痛がなかなか治らないと困っている人が後を絶たないのです。
ちなみに筋肉を揉んだり押さえたり叩いたりして楽になったような気がするのは
「オフセット鎮痛」の作用のためです。
諦めないでください。
プロの技術でひざ痛の痛みを根本改善します!すぐに運動復帰ができるようにお手伝いしますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください!
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ひざ痛について併せて読んでおきたい記事
「変形性膝関節症・膝痛の改善、治療方法」
「マラソン前のウォーミングアップとは」
「これがおすすめのマラソン用テーピング。」
ひざの「タナ障害」
膝関節を覆う袋である関節包に認めるひだ状の部分は滑膜ヒダと呼ばれています。このうち膝蓋骨の内側縁近傍に認める内側滑膜ヒダは関節鏡で見ると棚のようにみえます。この棚が大きいとき、スポーツや膝への外傷を契機として膝屈伸時に膝蓋骨(お皿の骨)と大腿骨の間に挟まったり、こすれたりして炎症を起こし痛みが生じるため棚障害といわれています。