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こんなお悩みはありませんか??
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変形性膝関節症とは、
ひざの関節軟骨、半月板が加齢に伴ってすり減り、
関節内に炎症や関節が変形したりして
膝に水がたまり痛みや腫れを生じる病気と言われています。
変形性膝関節症の具体的な症状とは
- 立ち上がる時に痛い
- 歩いている時に痛い
- 階段の昇降時に痛い
- 膝が曲がりにくい
- 正座ができない
- 膝に水がたまり腫れる
- 膝の内側(外側)が痛い
当院での変形性膝関節症の改善方法
よく痛みの訴える場所で多いのが膝関節の内側の痛みがほとんどで、
約1・2割程度で膝の外側の痛みとなっています。
しかしこの痛みというのは、
なにか原因があっての結果(=痛み)である為、
膝の腫れやひざに水がたまるあるいは熱感なども含めて
痛みを引き起こす原因がほかにどこにあるかを探します。
たとえば変形性膝関節症になったとき、
O脚になっている場合、
できるだけO脚を改善させていくのですが
これが原因ではありません。これも結果です。
O脚を改善させて多少、
楽になるかもしれないですが、
原因は別のところにあるため再発の恐れが大いにあります。
変形性膝関節症の原因は?
では、変形性膝関節症の原因はどこかと言うと、多いのが股関節、そして足関節。
他にも頸椎など、多岐にわたってあります。
したがって本当に一人一人の身体の状態を観察していかないと原因は特定できません。
今回は、原因の中でも多い股関節を紹介します。
股関節にある梨状筋
一つは、
お尻にある筋肉の梨状筋。
ここが硬く縮んでいるとガニ股の様に膝が開き気味になりO脚になり、膝の痛みを引き起こしやすくなります。
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縫工筋
他には
股関節とひざ関節をまたぐ二関節筋の縫工筋。
ひざの曲げ伸ばしを調整していますが、
※ちなみに歩行時などの膝の内側の痛みの場合はこの縫工筋が硬くなっていることが多いです。
したがって、膝の内側を通っている縫工筋を押さえると痛いです。
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大腿骨頭や足関節の詰まり
他にも、股関節の大腿骨頭の詰まりであったり、足関節の詰まりであったりします。
こうして挙げていくと、膝の痛みなのに
ひざではなく股関節であったり足首の足関節であったり
膝ではない他の場所に原因が多いのが分かります。
もっと厳密に言うならば、これらも原因の一部にすぎません。
これらを引き起こしてしている生活習慣が根本の原因になりますので、
カウンセリングでどのような生活習慣から原因を生じさせているのか判断します。
正座が困難な場合の見るべきポイント
正座が困難な場合は、大腿四頭筋が硬く縮んで、膝蓋骨いわゆる膝のお皿が上に引っ張られていたりすることが多いです。
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膝を曲げる時、
本来、膝蓋骨は膝関節の正しい位置にとどまったままひざが曲がりますが、お皿の上の大腿四頭筋に引っ張られて上のほうへ偏位して、曲がりにくくなっていることが多いです。
膝窩筋の硬さ
また、ひざの裏側に付いている膝窩筋の硬さにより膝が曲がりにくい場合もあります。
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膝のお皿(膝蓋骨)を動かすメンテナンス
もし、大腿四頭筋の筋緊張でお皿が上方に引っ張られていてお皿の動きが悪いと、痛みを誘発してしまいますので
大腿四頭筋の緊張を緩めていく必要があります。
これを当院ではテーピングを用いながら緩めていく作業を行います。
自分で膝のお皿の動きを引き出すセルフメンテナンスの方法もあります。
それを動画にしてみましたので
膝のお皿の動きが硬いなと思われましたらぜひ、当院作成の下の動画をご覧になってセルフメンテナンスで膝の動きを引き出してあげてください。
原因を見つけたらどのようにする?
痛みがでている場所を今すぐに何とかしたいと思います。
しかし、だからといって痛いところやその周りを揉んだり押さえたりしても効果はありません。
一時的に楽になったように感じるかもしれませんが 、実は筋繊維を壊しているので脱力感で楽になっているように錯覚しているだけなのです。
原因となっているところが、固くなっている筋肉であるならば、その筋肉を緩めるためには生活習慣から変えていかないといけません。
しかしいま、ひざ痛で大変なのに生活習慣を変えろといっても時間がかかりすぎますよね?
そうではなく、すぐに筋肉をゆるめるために筋肉の循環を良くすることです。
それが血液やリンパといった体液の流れ・循環です。
通常、筋肉は身体を動かし筋肉を収縮・弛緩(伸びたり縮んだり)させることで循環が良くなり筋肉は緩んでいき柔らかくなっていきます。
厳密には筋肉を使っていきながら柔らかくしていくのですが、それも時間がかかりますので当院では、それプラス畑中式メディカルテーピングなどを用いて施術をおこなっていくこととなります。
畑中式メディカルテーピングを用いて筋肉を緩める
当院ではメディカルテーピングを行います。テーピングといっても引っ張って貼ったり締め付けたり固定をするような貼り方ではなく独特な貼り方をします。それにより循環が良くなり血流量が増え酸素と栄養、リンパ液が行きわたり筋肉が緩まるようになります。
逆に引っ張ったり締め付けたり固定するような貼り方をしていては、かえって筋肉への循環が阻害されてしまい筋肉はやせ衰えてしまいますので厳禁です。
※ちなみに湿布とは異なりテープ自体に薬剤は入っていません。ただの伸縮性のあるテープでありこの伸縮性を利用した施術で行っています。
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膝へのテーピングですが引っ張って貼らない為、締め付け感は一切ありません。
しかし膝関節自体の安定感は増すため、立った時の膝の軽さは向上しています。
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膝窩筋へのテーピングをおこなうことにより、膝を曲げたときの詰まり感が減り、
膝の曲げ伸ばしが容易に、そして軽くなります。
ただ、この畑中式メディカルテーピングが他のテーピングやコルセットと大きく異なるのは、ターゲットとなっている筋肉の自然治癒・回復を促進させているという事です。他のように補助をしているわけではないので筋肉が痩せ衰えていくことはありません。
よく、コルセットやひざのサポーターをつけていると筋力が落ちてやせ衰えていく現象がみられますが、それは筋肉の働きをこれら ひざのサポーター が代わりに行うためです。サポーターやコルセットを使えば使うほど、筋肉は動き働く機会を失うので、ますますやせ衰えてしまうのです。
畑中式メディカルテーピングは、筋肉の血流を促進させ本来のあるべき筋肉に戻すだけでなく、適切な運動も併用していくことで、より安定した筋肉へ戻していくことができます。
しかし、ただ貼るだけではなくターゲットとなる筋肉が緩みチカラが発揮できるようになっているかを身体を動かしてもらって検査も行います。
筋肉を緩める方法 その他
当院では、クリームを塗った後にテープを貼っていくのですが 、このクリームもテープ同様に筋肉を瞬時に緩める効果が出るもので、肩こりや筋肉痛などにとても効果が出ています。
気になる方は声かけていただき、試しに塗っていただくとその効果を実感できると思います。
また、ヒットマッサーで振動を与えていきながら緩めることもできます。
膝のお皿が上に引っ張られているのであれば、お皿の動きを引き出すためのアクチベーターを使用し、膝のお皿の可動性を出してやることで制限されていた膝の曲げ伸ばしが容易になります。
その他にも、自動運動など様々な方法で緩めることは出来ますが、あくまで原因である筋肉、ターゲットを見誤らないことが肝心です。
貼った後は?
テープを貼った後、当日は炎症を起こしている急性期の場合は患部を温めることで、炎症を憎悪させてしまう恐れがあるので、入浴は控えてシャワーにとどめてもらう場合があります。
改善しても完全に痛みが取り切れないこともあります。動かすと痛みや熱感が生じる場合は、痛みの出ている場所に氷嚢をあてて冷やしてもらうようにしています。
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原因を生じさせないための運動を
膝が痛くなる原因が膝以外の場所にもあるという事が分かったわけですが、これらの原因が再発しないためにも生活習慣を変えていく必要があります。
しかし、その生活習慣が、仕事上の長時間の同じ姿勢であったり、日常生活での繰り返しの作業であったり、どうしても避けられないことがほとんどであったりします。
そうなったら、そうした生活習慣は続けながらも原因が再発されないような運動を新たにしていく必要があります。例えば原因になっていた筋肉が再び硬くならないように運動するなど。
そこで、その人その人の身体・生活習慣にあわせた運動を進めていく必要があります。
このような運動も当院では一緒に行っていきながら、痛みを取り除くだけでなく痛みが再び出にくい身体づくりをしていきます。
痛みをとる完治から予防まで
このように痛みをとることはできても、再発してしまうことが繰り返されるとなると、時間と費用が掛かってしまいます。
そうではなく、痛みの原因を知る事と、その原因が再発しないための自己メンテナンス方法を知ることで、いつ何時に痛みが出そうになった時には、自分の身体のクセ・特徴を把握していると思いますので、痛みが出てしまう前に自己メンテナンスや運動をおこない、痛みの再発を未然に防ぐことができます。
痛みを治療するだけでなく、再び痛みが出ない方法を知るところまで踏み込んで伝えていくことで、ご自身で予防することができるようになります。
したがって、痛みに恐れることなく安心して向き合うことができるようになります。これほど心強いことはないでしょう。
当院は、予防ができるようになるまでお手伝いをさせていただきます。
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