縫工筋(ほうこうきん)とは膝の曲げ伸ばしの微調整をする筋肉です。
もし膝の曲げ伸ばしで痛みが出る方は
縫工筋が硬くなっていることを疑います。
縫工筋とは
![縫工筋](https://sejutsuchoraku.com/wp-content/uploads/2020/07/6a7d489d6b2209fe57a390fcec3b4bf7.jpg)
このように非常に細長い筋肉で、
起始は骨盤の「上前腸骨棘」(じょうぜんちょうこつきょく)
から始まり、膝の内側を通って 脛骨内側面の上端(鵞足)に停止する筋肉です。
ちなみに身体の中で最も長い筋肉です。
縫工筋は2関節筋とも呼ばれ、股関節と膝関節の二つの関節をまたいでいる筋肉になります。
![縫工筋](https://sejutsuchoraku.com/wp-content/uploads/2020/10/121553391_698499027747324_4972785785457226377_n.jpg)
縫工筋は
- 股関節の屈曲
- 股関節の外旋
- 膝関節の屈曲
と、二つの関節の動きに関わる時に働いています。
膝が痛むときには、この縫工筋の状態をみます。
そしてこの縫工筋が通常にはない硬さであった場合には、
縫工筋を緩めていく施術を行っていきます
当院は畑中式メディカルテーピングや
ヒットマッサーという器具等を使用しています。
膝の痛みの原因が
縫工筋で間違いがなかった場合には、
この縫工筋にアプローチした瞬間に、
痛みの有無が判別できます。
![](https://sejutsuchoraku.com/wp-content/uploads/2020/08/d94ac51198a69f48cb33c0aec3ee6792-885x1024.jpg)
つまり縫工筋が原因であった場合、
その場で痛みが改善します。
ウソのような話ですが
本当なので、みなさん非常に驚かれます。
ただ、これで終わりではありません。
これで終了してしまうと
痛み止めの湿布と何ら変わりがないことになってしまいます。
単に痛みを押さえているだけにすぎません。
痛みの原因が、
縫工筋であると判明したわけですが、
これで済ませると、
また縫工筋が硬くなったときには
ひざが痛くなります。
肝心なのはこれから。
縫工筋がなぜ?硬くなってしまったのか?
この問題をクリアにしないと
また縫工筋が硬くなり、痛みが再発します。
単に「マッサージして緩める。」では不十分です。
![](https://sejutsuchoraku.com/wp-content/uploads/2023/07/99e0d35b44af5611533fe1ed16933490-1.jpg)
縫工筋が硬くなった原因は必ずあるので、
調べるために問診が必要です。
その方の生活習慣がどのようなのか
身体の使い方、クセなど見ていきながら、
縫工筋が硬くなる原因が分かったところで
その生活習慣を正すか
修正できないような生活習慣であったならば
メンテナンスをしていく
セルフメンテナンスで常日頃から、
身体のケアをしていってもらいます。
多くは股関節の可動制限からくることが多いので、
縫工筋と股関節へのアプローチをしていくこととなります。
股関節へのアプローチについては
別のテーマで取り上げさせていただきます!
今回は、
膝の痛みの原因の一つとして
縫工筋を挙げましたが、
ほかにも膝窩筋やその他の原因筋もあります。
引き続き順次投稿をしていきますので要チェックです。
もし膝の痛みで気になる方は
ぜひ、お気軽にご相談ください。
ぜひ一度、ゆかい整体 にご相談ください!
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