病院で「腰椎分離症」と診断され
なかなか症状が改善されないという事で
当院に来られるのですが、
腰椎分離症と診断されながら
痛みの場所が腰椎分離とはまったく別の場所を
訴えるケースがあります。
痛みの場所が
腰椎部分ではないのです。
痛みの場所を指し示してもらうと
骨盤の腸骨のてっぺんあたりを言われます。
ココです↓
腰椎分離症とは
腰椎の椎弓(ついきゅう)にヒビが入り、
割れて、分離した状態のことを言います。
スポーツをやっている人に多くなりやすいと言われています。
例えば第5腰椎の腰椎分離症と診断された場合、
痛みの場所は、
下の図の矢印のところになります↓
しかし間違えて診断されるケースで言われる
痛みの場所はココ↓
この丸で囲った場所が腸骨稜で
ここには中殿筋や大殿筋がくっついています。
そこで中殿筋・大殿筋を触診してみると、
とても硬くなっていることが多いです。
そして中殿筋と大殿筋を
当院のテーピングで緩めていくと
痛みは軽減、もしくは消失します。
この場合、腰椎分離症ではなく
ただの腰痛と言うことになります。
場所の確認と触診がしっかり行えていたら、
腰椎分離症と誤診することなく
短時間で改善します。
スポーツをしている子供が
腰の痛みが持続するということで
腰椎分離症と診断されることがありますが、
そうなった場合、
どのようなリハビリを行っていくのかと言うと
まずは湿布して、
並行して電気治療を行っていきます。
しかし痛みは改善されないので
コルセットを数ヶ月着けて
「すべり症」にならないように
固定するということが定番になっています。
下手をすると数カ月も固定される羽目になる事もあります。
こうならないように、
セルフチェックで痛みの場所を確認して、
もし痛みの場所が
腰椎の真ん中ではなく
お尻の側にあって、
お尻の筋肉が硬いようであれば要注意と思ってください。
コルセットで固定しなくて良いかもしれません。
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