お子さんが部活後、膝の痛みを訴え、病院に行くも「オスグッド病ですね。成長期なので様子を見ましょう」と言われた…。本当にそれでいいのでしょうか?
「部活に出られない」「走ると痛い」「練習についていけない」と悩むお子さんを前に、親として何かできることはないかと感じていませんか?
実は、オスグッド病は“正しいアプローチ”をすることで、早期の改善が可能です。この記事では、当院で実際に改善した例も交えながら、オスグッド病を早く治すために親御さんが知っておきたい大切なポイントをわかりやすく解説します。
「自然に治る」は本当?親が知っておくべき落とし穴
病院で「成長期だから自然に治りますよ」と言われることが多いオスグッド病。しかし、すべてのお子さんが放っておいて改善するわけではなく、実際に治らなくて当院に来るケースも多いです。
そもそも筋肉の硬さや身体の使い方に問題があるために痛みが出現しているのに、原因はほっておいてそのまま安静、もしくは運動を続ければ、痛みが慢性化したり、膝の出っ張りといった変形が残ることもあります。大切なのは、「なぜ痛みが出ているか」原因を探し出し、正しい対処法を早めに行うことです。
オスグッド病を早く改善させる3つのアプローチ
オスグッド病の早期改善には、以下のような3つのアプローチが効果的です。
1. 聞き取りから全身の状態観察など原因を特定
ほんの一例ですが、太ももの筋肉や股関節・足首のバランスを整えることで、膝への負担を減らすなど行います。
その子の取り巻く環境やスポーツの競技種目などによって原因となる筋肉や関節、バランスなど異なります。一人ひとり細かく聞き取りしながら全身状態をチェックして原因を探します。
2. 専用テーピングによるサポート
当院では主にテーピングで筋肉の動きをサポートし、痛みを軽減。動きやすさも向上させていきます。
3. 自宅での柔軟運動・セルフケア
成長期の体に合った柔軟運動を習慣づけることで、再発を防ぎます。個々の原因に照らし合わせてメニューが組まれます。
オスグット病ならこのストレッチといった画一的で安易な対処はしません。一人ひとりのそれぞれの原因に合わせた対処法を提案させていただきます。
実際に改善したお子さんの声・改善例
当院には、「もう運動はできないかもしれない」と不安に思っていたお子さんが、わずか数回の施術で部活に復帰した例がたくさんあります。
例えば、サッカー少年のAくん(中2)は、初回来院時は歩くだけで痛みがある状態でしたが、3回の施術とセルフケアの実践で痛みが激減。1ヶ月後には試合に復帰し、親御さんも「本当に助かりました」と感謝の声をくださいました。
当院で施術を受けられた方は、その場で痛みが改善されることがほとんどです。そして運動・部活にも早く復帰できています。しかも原因を特定できているので、再発しないためのメンテナンス・予防ができるようになります。
オスグッド病で来られたお子さんの様子
当院のYouTubeにて「オスグッド病のチャンネル」と「ゆかい整体のチャンネル」両方でオスグッド病についての考え、改善のヒントについて話しています。また施術後のお子さんの喜びの様子など様々な動画を出していますので参考にしてみてください。
上杉 耕生【ゆかい整体・理学療法士】
https://www.youtube.com/@uesugi25
オスグッド病専門チャンネル
https://www.youtube.com/@osgood-Channel
成人の大人の方でオスグッド病の後遺症で膝の曲げ伸ばしに苦心されていた方です。↓
当院の施術が選ばれる理由
当院では、理学療法士の国家資格を持つ院長が、お子さん一人ひとりの状態に合わせた施術をおこないます。
- 成長期の体を熟知したアプローチ
- 痛み・原因への的確なアプローチ
- 再発を防ぐセルフケアと親御さんへの指導
多くの方に選ばれているのは、その場しのぎではなく将来まで見据えた“根本改善”を目指し施術をしているからです。
他と違う視点で改善へ導く当院の“運動を止めない”施術法とは?
当院は、一般的なオスグット病の治療とは異なる考え方と施術で改善へ導いています。
当院が行うのは「オスグット病からの回復が早くなるテーピング」です。その改善結果に多くの方に喜んでいただいております。
この両方を同時に行ないます。どちらも欠けると難しくなります。痛みを解消させても原因がほったらかしでは、再発してしまうからです。
原因を解消させながら痛みにもアプローチすることで最短で改善に向かうことができます。
この「オスグット病からの回復が早くなるテーピング」はあまりにも簡単で皆さん驚かれます。テーピング直後、その場で変化を体感されています。

ただし病院で言われた炎症・剥離している部分は状態によって治癒が完了するまでは、走ったりジャンプなどの運動は控えます。
そうしないと走ったりジャンプすることでまた患部が引っ張られ、体が治ろううとしているものが治らないからです。
それでも絶対安静と言うことではなく、膝に負担がかからない運動はOKですので、とりあえず2・3日から1週間ほどは走ったりジャンプなどの運動は控えていただきます。
なおテーピング保護・自然治癒が促進されていますので、他の施術方法に比べ患部への負担は少ないです。
ちなみに「オスグット病からの回復が早くなるテーピング」は
オスグット病のための「畑中式メディカルテーピング」を行います。初回で痛みが消失あるいは軽減。たった2・3回の施術で改善されるケースがほとんどです。

なぜ早く回復できるのか?
独自のテーピング技術で効率よくアプローチできるから
オスグッドの痛みの原因の一つは「筋肉の硬さ」。
膝の上に付いている太ももの大腿四頭筋の硬さによって引き起こされます。
そこで硬くなっている筋肉の血行を良くし血液で酸素と栄養を運び、老廃物の排出を促します。
そうすると硬くなった筋繊維は瞬間的に緩まり正常な状態に戻っていきます。患部の炎症・剥離状態、痛みも改善されていきます。
電気治療・器具や湿布などは使わず、「ふんわりテープを貼るだけ」で硬くなった筋肉の筋繊維の緊張を解いていくので、痛みはありません。
テープ一枚一枚に意味がある

オスグッドテープには合計4枚のテープを貼ります。
そのうち青色のテープと黄色のテープと黒色のテープは、
患部の剥離を防ぐようにしっかりと押さえつけるようにして貼られます。
この貼り方で剥離を防ぎ治癒を促すことができます。
残りのピンク色のテープは太ももの前の皮ふを引っ張らずにふんわり貼る事で、皮ふと皮下組織、筋肉に対して陰圧がかかるようになります。
陰圧がかかると、皮ふはシワシワになります。
このシワシワの状態で、皮下組織および筋肉内の血管が広がり、血流量が増えます。
血液の流れが良くなることで、酸素や栄養素が行き届きやすくなりますので、硬かった筋肉がほぐれやすくなります。
「オスグット病の回復が早くなるテーピングの秘密」はこちら↓
揉んだり押したり叩いたり電気を当てたりしないから
一般的な「揉む」「叩く」「押す」などの施術は行ないません。
これらの行為を受けた筋肉は、筋反射によって防御反応が起こり無意識に緊張するからです。
正常な緊張状態に戻すはずが、刺激を与えることで緊張を高め、硬くなり治癒を遅らせる結果となります。
しかし残念ながら、これらの行為で筋肉がゆるむと考えている人がほとんどです。
だからオスグット病がなかなか治らないと困っている人が後を絶ちません。
ちなみに筋肉を揉んだり押さえたり叩いたりして楽になったような気がするのは「オフセット鎮痛」の作用のためです。
下のページで「オフセット鎮痛」について説明しています。↓
オフセット鎮痛
当院は原因の「原因」も探して解消させるから
オスグッド病の原因は太ももの硬さによるものと挙げましたが、なぜ太ももが硬くなっているのかまでさらに深掘りしていきます。
原因の原因まで突き止めて、根本原因をつぶします。
根本原因は、個々のスポーツでの体の使い方や生活習慣など千差万別です。
ここで当院の特徴である問診・視診・触診で特定していきます。
例えば、ほんの一例ですが原因が股関節やふくらはぎ、足首などにあったりします。
当院はひざの痛みを抑えるために患部へ施術しますが、一方で根本原因である他の部分も同時にアプローチします。
治らない他院と当院の治療法の違い
ゆかい整体 | 他院 | |
揉む・押さえる・叩く | しない | する |
物理療法(電気・超音波) | しない | する |
サポーター | しない | する |
ストレッチ | しない | する |
施術後の運動 | その場で出来る | 絶対安静 |
通院回数 | 1~3回程度 | 不明 |
成長痛だからと諦めないで!
プロの技術でオスグッド病・ジャンパー膝の痛みを根本改善させます。
すぐに運動復帰ができるようにお手伝いします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
ぜひ一度、ゆかい整体 にご相談ください!
初めての方へ:施術の流れと料金のご案内
当院では、以下のような流れで丁寧に対応いたします。
- カウンセリング(お悩みや経過の確認)
- 姿勢や関節などの状態チェック
- 施術(筋肉・関節へのアプローチ)
- セルフケア指導
- 今後の方針をご説明
料金は「ホームページ見た」と伝えていただくと初回カウンセリング料無料。
初回カウンセリング料 2,000円
大人 5,000円
学生 4,000円
(保険外・自費施術)となります。詳細はLINEでもお問い合わせ可能です。
まとめ:オスグッド病は“早めの対応”がカギ
オスグッド病は、放っておいて悪化する前に“正しい対応”をすることで、早期改善が可能な症状です。
痛みの原因にしっかり向き合い、適切なケアを行えば、お子さんは再び笑顔で走り出せます。
「どうしようかな」と迷っている間にも、成長はどんどん進んでいきます。
まずはお気軽にご相談ください。LINE・電話から簡単にご予約いただけます。
ご予約・お問い合わせはこちら↓
当院は完全予約制のため、事前にご予約をお願いしております。
オスグッド病でこんなお悩みありませんか?

スポーツをやっている小中学生で、ひざのお皿の下が痛い。
それはオスグッド病が疑われます。
オスグット病はスポーツをしている小学校高学年から中学生の男の子に多い症状です。
ジャンプしたりダッシュしたりする競技の運動時や運動後、ひざのお皿の少し下あたりが痛くなります。
重症化すると
- 痛みや腫れがひどくなる。
- ひざのお皿の下の骨の出っ張りが大きくなる。
- ひざのお皿の下の腱と骨の付着部が剥離するようになる。
そうなると運動中はもちろん運動後も痛みが続き、歩行動作やしゃがむ動作など日常生活に支障をきたすようになります。
成人後も痛みが続くことがあります。

オスグッド病の症状

オスグット病の痛みの場所
正確な痛みの場所は、ひざのお皿の下にある骨の出っ張り脛骨粗面(けいこつそめん)です。

脛骨粗面の成長軟骨が膝蓋靱帯(しつがいじんたい)に引っ張られて炎症・痛みが出ています。
どんな時に痛みが出やすい?
- すねの下の出っ張りを押さえると痛い。
- ジャンプすると痛い。 バレー・バスケなど。
- ボールを蹴ると痛い。 サッカーなど。
- 階段の上り下りで痛い。
- 太もものストレッチで膝を曲げるときに痛い。
- 正座をするとき、床に当たって痛い。
- 運動後に熱感や腫れが出て痛い
陸上、サッカー、バスケ、バレーボール、バドミントン、野球といった走ったりジャンプで飛び跳ねたりボールを蹴る動作など、膝をよく使うスポーツに発症しやすくなります。

なぜ発症するの?
小中学生の成長期に骨は成長しますが、骨の周りに付いている骨膜は柔らかく、太ももの前に付いている大腿四頭筋に骨膜・骨端軟骨が引っ張られ痛みを引き起こします。
何らかの原因により大腿四頭筋の柔軟性が低下した状態(硬くなること)で、ダッシュやジャンプ動作を繰り返すことで、お皿の下につながる脛骨の付着部が引っ張られ炎症が生じ、骨端軟骨が炎症あるいは剥離したりします。
そのまま放置していると痛みは増し、出っ張りがひどくなり後遺症として残ります。
オスグッド病は成長痛ではありません
病院での診断で
「成長痛ですから、しばらく絶対安静にして運動を休んでいれば痛みはおさまりますよ」
と言われるケースが今でも多いのですが、
オスグッド病と成長痛は違うものです。
詳しくは↓こちらで説明しています。
オスグッド病と成長痛との違い
オスグッド病は成長期に現れやすいが、スポーツ・運動によって過度に筋肉が引っ張ることが原因の症状です。
骨が出っ張ってきたから痛いのではない
痛みとともにだんだん脛骨粗面の出っ張りが隆起する特徴が見られますが、出っ張ってきて痛みが出ているわけではありません。
膝のお皿の下に付いている膝蓋腱(しつがいけん)が脛骨粗面に付いている骨端軟骨を引っ張ることで、炎症・剥離と治癒が繰り返され徐々に組織が骨形成化され出っ張りを生じさせています。
引っ張る力を緩めない限りは炎症・剥離を繰り返し骨の出っ張りも防ぐことは出来ません。
オスグッド病にそっくりな症状
オスグッドに似た症状で若干、痛みの場所が異なるものが
「ジャンパー膝」
別名、膝蓋腱炎(靱帯炎)と言う病名です。
こちらはその名の通りお皿の上と下に付いている膝蓋腱に炎症を起こして痛みが出るものです。
先ほどのオスグッドは小学生の高学年から中学生までの男の子に多いですが
ジャンパー膝は年齢が上がります。
脛骨の骨と軟骨がしっかり形成されておりはがれにくくなっていますので、今度は膝蓋腱が伸ばされてジャンパー膝の症状が出るようになります。
どちらも施術方法は似たようなものですが、痛みの部位が異なりますので当院の施術方法においても若干、貼り方も異なります。

今まで改善しなかったのはなぜ?
今までこれらを受けられていませんか?
これらは、すべてオスグッド病の治療においては逆効果となってしまいます。
ますます痛めてしまうストレッチ
筋肉には「筋紡錘(きんぼうすい)」という伸び縮みを感知するセンサーがあります。ストレッチで筋肉を無理に伸ばそうとすると、このセンサーが働き筋肉が収縮します。
オスグッドの原因は太ももの筋肉の硬さだからとストレッチで伸ばそうとしても、筋肉は緊張してしまうため、痛みの場所がさらに引っ張られ剥離、痛めつける結果になります。

悪化させるマッサージ
痛みが出ている場所は炎症が起きています。
したがって痛みの場所をマッサージするということは炎症を悪化させ痛みを増強させます。
そして太ももをマッサージして柔らかくほぐしているように見えて実は、逆に筋肉は硬くなります。細かく言うと筋肉を構成する「筋膜」「筋線維」さらに「筋小胞体」などの組織が損傷してしまうためです。
損傷した後の筋肉は修復される過程でより頑丈な組織に置き換わるため柔軟性に乏しい硬い筋肉ができてしまいます。
硬いために引き起ったオスグッド病であるのに、更に筋肉を硬くしてしまっては改善どころか逆に悪化させてしまいます。

筋肉の働きを邪魔させてしまうオスグッドバンド・テープ

どちらも患部、膝周りの筋肉を締め付けます。膝周りの筋肉を締め付けると筋肉に、酸素や栄養、老廃物を運ぶ血液が行きわたりにくくなります。その結果、筋肉の働きを阻害しやせ細ってしまいます。
その上、
原因ほったらかしの運動禁止・絶対安静
運動を休んで絶対安静となると筋肉は使われなくなりさらに筋肉はやせ細ります。
絶対安静で数週間・痛みが改善した後や、オスグッドバンドもしくはぐるぐる巻きで締め付けていたテープをはがす頃には筋肉はやせ細ってしまっているので
すぐに発症前のようなパフォーマンスを発揮するのが難しくなります。
やせてしまった筋肉を取り戻すためのマイナスからの再スタートになってしまいます。
しかもひざの支えが弱くなっているので、ケガしやすい身体になっているリスクもあります。
基本的に禁忌のはずのホットパック・温熱療法
ホットパックなどの温熱療法は基本的に炎症部位には禁忌です。
したがってオスグッドの痛みの部位、すなわち炎症部位にあてることは炎症を憎悪させる恐れがあります。
このように
オスグッドの治療方法を誤ると痛み改善の遅れだけでなく、
復帰後のパフォーマンスの低下も引き起こしてしまうため、
オスグッドに対する処方の仕方を誤らないようにしないといけません。
単に痛みを抑えるだけの施術になってしまわないように原因から解消していく必要があります。
参考文献:物理療法科学 第 29 巻 2022 年「物理療法,活かせていますか? ─適応と禁忌を理解しよう─」
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