長年の腰痛と右脚の痺れに悩まれたお客様

腰痛と足のしびれに悩まされていました
腰痛と足のしびれに悩まされていました

ご紹介するAさんは、長年の腰痛と右脚に強い痛みと、痺れにより、日常生活も困難になる体験をされました。

今回、お話する内容は、「長年腰痛で悩まされている」そして「痺れが長く続く」という方への参考になれば幸いです。

この記事でわかること
Aさんは、7年ほど前から腰痛が続き1年ほど前からは左脚に痺れが出て、半年間、痛み止めの湿布と鎮痛薬を服薬するも改善しませんでした。当院で治療を始めて、初回で痛みと痺れも軽くなったのがわかり、約2か月間で痛みと、痺れが改善されました。原因は、①大腰筋が硬く縮んでいたこと、②お尻の筋肉である梨状筋が坐骨神経を圧迫していたこと。治療として、大腰筋を緩めて骨盤・体幹姿勢を正すことと、梨状筋を含めた殿筋部分の過緊張を軽減させていきました。今では痛みも痺れもないため、治療は終了しています。

Aさんの腰痛・しびれの特徴とは?

  • 7年ほど前から腰痛が続き1年ほど前からは左脚に痺れが出はじめた。
  • 半年間、痛み止めの湿布と鎮痛薬を服薬するも改善しなかった。
  • 仕事のデスクワーク、車の運転もままならなくなっていた。

どんな症状で困っていたのか?

Aさんは、もともとデスクワークのお仕事で長時間、書き物をしていると腰が重だるくなっていた。そして車の運転中も腰が痛くなっていた。1年ほど前からは急に腰と右脚に強い痛みと痺れを感じました。

右脚の痺れは日にちが経つにつれ、強くなり、身体を前に倒すのも辛くなっていきました。

病院では坐骨神経痛と診断されて、痛み止めの湿布を貼る生活を1ヵ月間繰り返しましたが、痛みと痺れは酷くなり、寝ることも困難になったそうです。

来院時は、少し身体を前かがみにした状態で来られ、立った状態では、どの方向に動かすのも痛みがあるほどでした。

就寝時は仰向けになると痛みと痺れが出ていたため、横向きでないと寝られない状態でした。

Aさんの原因は?

主な原因は2つあります。

根本の原因は、大腰筋の硬さ。

痛み・痺れを出す直接の原因は、お尻にある梨状筋による坐骨神経の圧迫です。

大腰筋の硬さ

通常であれば仰向けに寝てても平気であるはずが、大腰筋の硬さで腰椎が前弯に骨盤が前傾方向に引っ張られているため仰向けに寝られない状態になっていました。

そうなると、立位姿勢においては骨盤から上の上半身は大腰筋に引っ張られてしまい前傾姿勢を取らざるを得なくなっていました。

腰痛を引き起こしやすい大腰筋

梨状筋が坐骨神経を圧迫

①のように大腰筋が硬くなり上体が前傾姿勢へと引っ張られることにより、

身体を起こし安定させるためのお尻周囲の筋肉(大殿筋、中殿筋、梨状筋)などが過度に負担がかかるようになり、

梨状筋は硬くなるとともに梨状筋のそばを通っている坐骨神経を圧迫してしまうことになります。そして痺れが出やすくなります。

腰痛原因の梨状筋と坐骨神経との関係性

どのような施術をしたのか?

Aさんの施術のポイントは、

  1. 大腰筋の硬さを緩め体幹・骨盤を正しい位置に戻す
  2. 殿筋群(大殿筋・中殿筋・梨状筋)を緩め坐骨神経への圧迫を止める
  3. 全身の血流を良くする
  4. 緩めた後のこれらの筋肉が再び硬くならないように運動

です。

大腰筋の硬さを緩め体幹・骨盤を正しい位置に戻す

まず、大腰筋の位置を確認。大腰筋の起始停止は

起始:胸椎12番目、腰椎1~5番目
停止:大腿骨内側の突起

ここにテープを貼ります。

腰痛に効果的なテーピング

殿筋群(大殿筋・中殿筋・梨状筋)を緩め坐骨神経への圧迫を止める

殿筋群の大殿筋テープ・中殿筋テープそして梨状筋テープを貼っていきます。そして起立筋にも貼ります。

もちろんこれらも起始停止と筋肉に沿って貼らないと効果は出ないので慎重に貼っていきます。

腰痛の原因の起立筋へのテーピングの様子

全身の血流を良くする

ここでは主に大腰筋と殿筋群(大殿筋・中殿筋・梨状筋)の硬さをさらに緩めるためにヒットマッサーを使用します。テープの上から振動を与えて、より血液の流れ・リンパの流れを良くしていってテープの効果を増大させていきます。

ヒットマッサー
ヒットマッサー

緩めた後のこれらの筋肉が再び硬くならないように運動

緩んだ筋肉も、これまでの生活習慣を続けていくとまた元の硬さに戻っていきますので、

そうならないように 大腰筋と殿筋群(大殿筋・中殿筋・梨状筋) を緩めるための運動、ストレッチを行い予防をしていきます。

大腰筋を伸ばすストレッチ動画も公開していますのでご覧ください。

治療期間

Aさんの場合、腰の痛みと、右脚の痺れが強かったため、初めの週は2回来ていただきました。

その後、痛みの軽減とともに、週1回で2ヵ月間。

計11回の治療をしました。

もし症状が強いという方は、治療の間隔を狭くし、症状の緩和とともに徐々に間隔を空けていきます。

3回目の治療の際には、仰向けになって足を伸ばして寝ることもできるようになりました。

Aさんの その後の様子は?

治療11回後には、痛みや痺れもずいぶん改善されていました。今では、腰痛の痛みもなく生活できるため、通院はされていません。

Aさんから「こんな人にお勧めしたい!」

年のせいと諦めてましたが、来てよかったです!

仕事柄、座る姿勢が多く、車の運転の後などの立つときにいつも腰に痛みがあり困っていました。何年も。

病院に行って湿布をもらったり、ひどいときは薬を飲んだりしていました。横になって休んだりもしていました。

でも、ここでは とてもやさしい感じで、いろいろ話を聞いてもらいながらカウンセリングしていただきました。施術はテープを貼ってもらったが不思議に痛みが消えたのでびっくりしました。

立つときや、長時間の座っているときの腰痛や痺れはテーピングで簡単に痛みが和らぎますので、おすすめです。

院長から一言

腰痛、そして脚の痺れは必ず原因があります。

痛み止めの湿布や痛み止めの薬、ブロック注射はあくまでも痛みを抑えているだけです。

その場しのぎでずっとごまかしても完治はできません、一度当院にご相談ください。

シェアしてくれるとうれしいです!

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ABOUT US
上杉 耕生(うえすぎ こうせい)ゆかい整体 院長(理学療法士)
【資格】
・理学療法士
【経歴】
・1976年愛媛県八幡浜市生まれ。
・1999年愛媛十全医療学院 理学療法士学科卒業
・総合病院勤務
・訪問看護ステーション勤務
・デイサービスセンター勤務
・ゆかい整体開院
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