小学生、中学生の膝の痛みで病院にてオスグッド病と診断され、サポーターを使用しているものの痛みが改善しない。そんな悩みを抱えていませんか?
今日はオスグッド病のためのサポーターのリスクと正しい使い方について詳しくお話したいと思います。
オスグッドと診断された痛みを軽減させるためにサポーターをつける場合がよく見られますし、当院に来られるオスグッド病の学生でもサポーターの跡がしっかり残るくらいに着用された子が来られます。
しかしオスグッド病におけるサポーターの使用は、痛みを緩和する効果が期待できますが、使い方を誤ると「筋力低下」「依存」だけでなく「症状の悪化」といったリスクが生じるため、注意が必要です。

どのようなリスクがあるかというと
このようにオスグッド病になった根本原因の解消には至っていませんので改善が遅れるもしくは悪化のリスクを生じます。サポーターはあくまでも「一時的な補助具」であり、治療や予防のメインにはなりません。
医師の指導のもとで適切に使用し、並行して柔軟運動などの運動療法を含めた根本原因の解消に進めることが大切です。
インターネットで「オスグッド サポーター」と検索してもらうと
いろんなサポーターの商品が出てきます。バンドで膝周りを巻いて骨の出っ張りの箇所を止めるようなタイプ。
そもそもオスグッド病とはお皿の下の骨の出っ張りのところ脛骨粗面の骨膜についている膝蓋腱という腱が剥離しかかって痛みが出る症状を言います。
サポーターはここが剥離しないように固定するもので要は締め付けます。
下の画像のように、指で押さえているところ(脛骨粗面)が痛いので、バンドでここをピッと押さえつけるように締め付けてとめるサポーターや、

もしくは膝、膝蓋骨周りをサポートする締め付けるようなサポーターなどがあります。周りを巻いてマジックバンドで締め付けながら固定しています。
こうすることによってバンドの下を通っている前後や横の筋肉を圧迫・締め付けています。
多少なりとも筋肉だけでなく血管をも圧迫しているのは想像に難くないでしょう。

酸素・栄養の供給源である血液が圧迫されることで筋肉にとって悪条件ともいえる環境下にさらされることとなります。
それがずっと続くと筋肉は本来のパフォーマンスは発揮できなくなり支えが弱くなります。
もしいまお手元にサポーターがあるのであれば試しに親御さん、大人の方でも運動時に着用、もしくは一日中つけて生活してみてください。締め付け感でとても窮屈で、外した後はとても違和感が出ると思います。
だからこそ医師の指導のもとで適切に使用するのはよしとしても、一時的にとどめてほしいと思います。
当院では、サポーターを使わない方法として柔軟運動などの運動療法やキネシオロジーテーピングを貼っています。
テーピングといってもぐるぐるに締め付けて巻いたりはしません。血液の流れを阻害させない、むしろ逆に促進させるテーピングです。

このようにぐるぐる締め付けるような貼り方をしていません。貼った後は、足が軽いと喜ばれ痛みや可動域の変化に非常に驚かれます。
ただ、大事なことは痛みをとるためのテーピングだけではなく、オスグッド病を引き起こす原因も特定して施術をするということです。

それにはただ太ももをストレッチしたらよいというものではなく、個人個人によって体の使い方や条件が異なるので、その体に合わせた解決方法を提示しなければなりません。
オスグット病で悩まれている学生さんおられましたら、LINEで質問等も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせいただけたらと思います
オスグッド病で来られたお子さんの様子
当院のYouTubeにて「オスグッド病のチャンネル」と「ゆかい整体のチャンネル」両方でオスグッド病についての考え、改善のヒントについて話しています。また施術後のお子さんの喜びの様子など様々な動画を出していますので参考にしてみてください。
上杉 耕生【ゆかい整体・理学療法士】
https://www.youtube.com/@uesugi25
オスグッド病専門チャンネル
https://www.youtube.com/@osgood-Channel
成人の大人の方でオスグッド病の後遺症で膝の曲げ伸ばしに苦心されていた方です。↓
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