膝が痛い時、変形性膝関節症などで膝に水が溜まったとき、この膝の水を抜いていいのかどうか悩むところですが、
この記事を読むことで膝の水を抜くべきかどうか参考になれば幸いです。
結論的には、水がたまるから膝が痛いのではなく
何か原因があって膝に炎症をおこし痛みも出て、そして水がたまるという事ですから
膝の水を抜くことで根本的に解決することは少ないと思います。
これまでに見てきた膝に水が溜まっていた方で、水を抜きによく病院に行く方は多いのですが、水を抜いて完治したという方はたまたま自然治癒で改善したケースを除いては少数だと思います。
水を抜いて根本的に改善するのは難しいです。
水が溜まるのは何か原因があって溜まってるのですが
それはなにかの原因により膝に炎症をおこし水が溜まってしまいます。
膝の水で炎症を抑えるように働きかけていきますが
その炎症はなぜ起こってるのか、根本の原因を解消させないと水を抜いただけでは炎症もおさまりません。
原因がくすぶっている限り、また水が溜まります。
炎症が治らない限り水が充填されやすいままなので、また膝が痛い。
水を抜いても、原因がそのままで膝も痛いままで水も溜まっていくというループに陥る。これの繰り返しになると思います。
したがって膝が痛いから水を抜くんではなくて、
よほど水がたまり膝まわりパンパンで膝関節の動きに支障をきたす以外は、関節の水はそっとしておきます。
膝の水はそのままでも害はありません。
しかも炎症がおさまることで、役目が済むと膝の水も吸収されます。
そのまま静かに消えてなくなりますので
まずは、その膝の炎症・痛みの原因を消すことを
最優先に働きかけないといけません。
膝が痛くて水が溜まっていたとしても、その水は置いといて痛みを取り除く作業をしていただくことが先決になります。
では、膝の痛みの原因はどこにあるのかということになると、その方の日常生活動作のパターンであったり、体型であったり色々な要因がありますので
個別に見極めていかないといけないです。
ほんの一例ですが股関節が硬く関節の動きが狭いため、膝が代償して無理に動かすことになり膝関節に無理が生じて炎症を起こしてたりとか
あるいは足首が硬くて膝に負荷がかかってるなど。
もしくは体重増加により膝への荷重負荷がかかりすぎて膝を痛めてしまったなど。
あるいはスポーツ運動していて膝関節の負担がかかってしまったなどなど様々です。
したがって、今あなたの膝に水が溜まってたとして膝が痛い場合は原因を見つけるために
まずは病院受診してレントゲンなどで骨に異常がないか膝の状態も確認して、特に問題がなければ、どのように治療していたらいいのかをご相談していていただいたらと思います。
それでももし改善しない場合は、全身の状態を確認してバランス調整していくことが求められると思いますので当院にお越しいただけたらと思います。
ぜひ一度、ゆかい整体 にご相談ください!
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