肩こり腰痛などの慢性痛は悪者?
腰痛やひざの痛み、肩こりなど
いろいろな慢性的な痛みがありますが
「痛み」は身体からのサインです。
異常が生じているメッセージを
痛みという信号にのせて
警告してくれています。
体にとって「痛み」は重要な役割
慢性痛の痛みについて
よく例えて説明するのが「火災報知器」です。
火災報知器の
「ビーッ!」と鳴る警報を
「痛み」と例えます。
体の中の異常事態を感知して
「痛み」(警報)として知らせてくれていると考えます。
西洋医学の治療では
痛みを取ることを最優先され
痛みの場所に処置することがほとんど。
痛みの場所に湿布、痛み止め注射、電気治療、もみほぐし等々。
腰痛にしても肩こりにしても膝痛にしても
慢性痛に関しては
痛みがでる場所に原因はありません。
(※急性期の痛みねんざ外傷などは除きます。)
根本原因は痛みとは別のところにあることが多いです。
これを先ほどの
火災報知器の感知システムで言うと、
「火元」=「痛みの原因」
「警報」=「痛み」
「火元」 と「警報器」は別々の場所にあります。
火種のけむり(痛みの原因)が生じ、
↓
煙が天井に上がり
↓
煙を感知した火災報知器が警報(痛み!)を発します。
このような流れで痛みが生じています。
痛みとは
身体のどこかの異常を教えてくれるアラームです。
痛み(警報アラーム)が生じている間は
どこかに異常(火元)が生じていますよと
教えてくれている合図です。
痛み(警報アラーム)は
どこかに原因があることを
示すヒントをくれています。
患者さんにとってはとても辛い
痛みではありますが
施術者にとっては
身体の異常を教えてくれる重要なサイン(信号)です。
治療:警報アラームのスイッチを切るだけ?
では、痛み(アラーム)を消すのみで
完治したと思っていませんか?
治療において、痛み抑えるために
痛みの場所を揉んだり押さえたり、
痛み止めの湿布や注射をすること多いですが、
警報(痛み)スイッチを止めて
済ませているのと同じです。
実際の消防士は現場に駆けつけて
鳴っている火災報知器のスイッチを切ったら
火元(痛みの原因)がどこにあるのか探し確認します。
そして、火元(痛みの原因)をみつけたら火種から消します。
本来は施術においても
原因(火種・火元)を探して
根本原因がしっかり消えるまで施術をする。
万が一、痛みが再発した場合は
火種・火元をしっかり確認して
ちゃんと消火できていないということ。
消防士は火元の原因まで解明します。
そして施術者も、痛みの原因を見つけ消化させるプロでなければなりません。
火種(原因)は自然発火しないはず
火元(原因)の自然発火は考えにくく、
タバコなど不始末など、
かならず原因があって起こります。
なぜ、火 (原因) がつくのか
火がつかないように予防&点検もおこなっていかないといけません。
痛みの原因(火種)は、
日常生活で繰り返し行われる動作など
によって引き起こされることが多いので
その出どころを伝えながら
日常点検(自己メンテナンス)するところまで
お伝えさせていただきます。
自己メンテナンス(火災予防訓練)も大事です。
痛みは身体からのサインです。
見逃さないように
原因を見つけ出したいものです。
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